ダンジョン探索とお店経営の両方を同時に楽しめる名作「ムーンライター」を紹介

ムーンライターってどんなゲーム?

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ダンジョンの封鎖とともに廃れていった村「リノカ」が舞台のローグライクお店経営シミュレーションが融合した珍しいゲームだ。

ダンジョンに潜ってアイテムを仕入れたら、村にある自分の店で販売してお金を稼いでいく。

儲けたお金で装備を新調するもよし、お店を大きくするもよし、村のために他の店を誘致したっていい。

 

ダンジョンの奥に待ち受けるのはいったい……。そもそもダンジョンとはなんなのか。

これは村を復興しながらダンジョンの謎を解き明かす若い店主の物語。

昼はお店の店主

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アイテムを手に取ったときの客の反応

主人公ウィルはリノカに昔からある道具屋「ムーンライター」の店主兼ダンジョン探索者。いわゆる二重就業者ムーン・ライターだ。

手に入れたアイテムは自分で値段をつけて店頭に並べることができる。ピンからキリまで店主の気分次第だ。

ただ、売値が高すぎると客は不機嫌になり買ってくれず、アイテムの人気が落ちてしまう。

逆に、安すぎると「お買い得よ奥さん」と言わんばかりの勢いでレジにアイテムを持ってくるが、こちらの儲けは少なくなるので考えものだ。客の顔色ばかり伺ってちゃあ商売なんてできやしねえ(誰だよ)。

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ウィルの持つノート。アイテムの価格に対するお客の反応が自動でメモされる。

ちなみに、アイテムにつけた値段は商人ノートに自動的にメモされていく。ノートはアイテム図鑑の役割も担っていてそれぞれの説明を読むのもなかなか面白い。

夜はダンジョン探索者

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村の外れにあるダンジョン。探索は自己責任で。

夜は店を開くことができない。なら仕入れをしに行こう。そうダンジョンに。

ダンジョンに潜って帰ってくると朝、というか日中になっている。夜はダンジョンでアイテムを集めて、昼は店でお金を稼ぐというサイクルでゲームは進行していく。

気になるのはウィルがいつ寝ているのかということ。ゲームなんだから寝なくてもいいといえばいいし、寝ていないからといって特にペナルティがあるわけでもない。

それでも時には休んでほしいと言う人もいるだろう。

安心してほしい。

お店兼自宅にあるベッドで寝ることもできる。時間が進む以外に特に意味はないが……。

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お店兼自宅にあるベッド

ダンジョンの話をしようか。

ダンジョンは3階層とボス部屋の構造で入るたびに形が変わるローグライク形式だ。

99層のダンジョンはないので、ローグライクとはいえど比較的ライトかな。

戦闘はコマンドではなくアクション。剣と盾、大剣、槍、爪、弓の5種類ある武器を駆使してダンジョンの奥を目指そう。

操作自体は簡単で敵の見た目もかわいいが、攻撃は痛い。目に入れたら痛いものは痛い。

HPがなくなったら集めたアイテムをばらまいてしまう緊張感も相まって、戦闘自体もかなり楽しめる。

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左:ダンジョン内部|右:商人のペンダントを使えば村に帰還できる

欲を出して危険なダンジョンの奥に進むのか、堅実に今あるアイテムを持ち帰るのか、あくまで一介の店主であるというのがムーンライターの魅力なのかもしれない。