『ソクラテスラ〜キメラティック偉人バトル〜』変な名前の偉人を召喚して戦うカードゲーム【ボードゲーム紹介】

『ソクラテスラ』は、バラバラになってしまった偉人をつなぎ合わせて、最強の偉人キメラを召喚するカードゲームです。

ブラフも戦略も必要なく、短い時間でプレイできます。

とってもライトでゲーム性よりもおもしろさが光る1本と言えるでしょう。

勝ち負けより面白い方がいい重いゲームのつなぎが欲しい人におすすめです。

 

バラバラになった右腕、胴体、左腕のパーツをつなぎ合わせて、自分だけの偉人を召喚し、殿堂入りさせた召喚士がこのゲームの勝者です。

バトルに勝つために強い偉人を召喚してもいいですし、勝負を捨てて変な名前や意味不明な経歴を持つ偉人を召喚するのも楽しいですよ。 

 

 

  • ゲームデザイン:Azb.Studio
  • グラフィック:Azb.Studio
  • プレイ人数:2~6人
  • プレイ時間:15~30分

セット内容

 

  • 魔法陣カード(右腕/胴体/左腕/装備/イベント)
  • 聖杯カード

 

 

 

ルール

超簡単に説明すると、3種類のパーツを組み合わせて偉人を召喚してバトル、全員倒せば殿堂入り

殿堂入りした偉人が2体(3~6人プレイ)か3体(2人プレイ)になったら勝ち。

面白い名前の偉人を作ったプレーヤーは英雄(ゲームには関係ありません)。

ゲームの準備

1. 魔法陣カードをよく混ぜ、全て裏向きのまま山札にします。

2. 各プレーヤー7枚ずつドローし、最初の手札とします。

3. 適当にスタートプレーヤーを決めます。

4. 7枚の聖杯カードを全て重ねて場におきます。最も上にある聖杯カードが偉人バトルにおけるルールです。

ゲームの流れ

1.ドローフェイズ

ターンプレーヤーは山札から1枚ドローします。

2.アクションフェイズ

偉人召喚、カード交換、何もしないの中から1つ選んで実行します。

3.補充フェイズ

手札が7枚未満の全てのプレーヤーは、手札が7枚になるまでドローします。

補充フェイズ終了後、次のプレーヤーにターンが移り1に戻ります。

偉人召喚

右腕、胴体、左腕が手札に揃っているとき、偉人を召喚できます。

装備カードを持っていれば召喚時に並べて、偉人を強化することも可能です。

 

そして、偉人召喚時に忘れてはいけない大事なお約束が、偉人の名前を宣言して場に出すことです。

恥ずかしがって、スッと出してはいけません。ルールですから。

 

偉人を召喚したプレーヤーは、召喚した偉人でキメラティック偉人バトルを行います。

キメラティック偉人バトル

攻撃するプレーヤーの選択

アクションフェイズに偉人を召喚したプレーヤーは、攻撃するプレーヤーを選びます。

防御側のプレーヤーは、

偉人を召喚できない場合

攻撃側の勝利となり、防御側の手札からカードを1枚ランダムに奪います。

防御側は残りの手札を全て捨て札にし、カードを7枚引きます。

偉人を召喚できる場合

偉人を召喚できる場合は必ず偉人を召喚します。

ただし、最も強い偉人を召喚する必要はありません。

バトルの勝敗

バトル時に一番上にある聖杯カードに書かれたルールで勝敗が決まります。

  • 知力が高い偉人が勝利する
  • 武力が低い偉人が勝利する

などです。

 

バトルの勝敗が決まった後の処理は以下の3パターンです。

1.攻撃側が敗北した場合

攻撃側の偉人を捨て札に、防御側の偉人を手札に戻し、アクションフェイズ終了です。

2.引き分けの場合

攻撃側と防御側の両方の偉人を捨て札にし、アクションフェイズ終了です。

3.攻撃側が勝利した場合

防御側の偉人から1枚選んで手札に加え、それ以外を捨て札とします。

その後、同じ偉人で残りの全てのプレーヤーに勝利するまでバトルを行います。

全てのプレーヤに勝利した偉人は「殿堂入り偉人」となり、アクションフェイズ終了です。

殿堂入りとゲームの勝敗

攻撃側のプレーヤーの偉人が、1ターンに全てのプレーヤーの偉人に勝利した場合、その偉人は「殿堂入り偉人」となります。

そのとき場に出ていた聖杯カードを裏返して偉人に装備することで、次の聖杯が現れバトルのルールが変わります。

殿堂入りした偉人は、手札とはみなされず、バトルに参加することもできません(ゲームから除外されるということです)。

 

2人プレイ時は3体、3~6人プレイ時は2体の「殿堂入り偉人」を召喚したプレーヤーがゲームに勝利します。

その他のルール

第三次世界大戦

第三次世界大戦のカードを引いたら、誰のターンかに関わらず発動します。

全てのプレーヤーは裏向きで同時に偉人を召喚し、そのときの聖杯のルールで最も強い偉人が殿堂入りします。

神のカード

「神の〇〇」と書かれたカードのみで構成された偉人は「神の偉人」となり、聖杯のルールによらず、バトルに勝利します。 

 

 

感想

シンプルにおもしろかったですね。

特に出てくる偉人を知っていると楽しさが増すようです。

3人でプレイしたのですが、世界史を勉強していた2人は、出てくる偉人のパーツがどんなことをした偉人なのか分かるらしく、僕よりも盛り上がっていました。

 

召喚した偉人のおもしろさポイントが勝負に反映されないのが少し残念でしたが、そのあたりは拡張版で広がるみたいです。やってみたいな。